金曜日, 12月 21, 2012

ラステーム HDA-524

ラステーム HDA-524

 今までmacminiからHDMI出力した音声信号をアナログ変換してフライングモールのCA-S3でB&W S805を鳴らしていました。元々はピュア寄りの機材でしたが、世代交代や、転居による処分でお気に入りのS805だけが手元に残っていました。アナログアンプからデジタルアンプにしたとき、S805がかっちりと鳴っている感じがしてハッとさせられたものでした。今回フルデジタルアンプを試したくてHDA-524を入れてみました。

良い点
  • 豊富な入力。数はありませんが、アナログからデジタル、USBまで一通りそろっています。
  • ヘッドフォン端子もあり、それなりのものがついているらしい。
  • 肝心の音質。今までが途中にいろんなものが挟まっていたので、機材のキャラクタが乗っていて、中域がやや引っ込んだ音になっていました。今回のHDA-524はPCからアンプへUSBケーブル一本接続は、シンプルで好ましいものです。ちょっと聴いた感じでは、高域にキャラクターらしきものがあるようにも感じられますが、それは今まで聞こえなかった音が聞こえているようにも感じます。実際、輪郭が丸くなって周囲の音に紛れていた音が聞こえるようになって、違和感を感じた瞬間もありました。全体的にはソースに忠実なアンプのようです。小音量でも定位もきちんとしており、音も1音1音しっかり出ていて、楽器の存在感や空間の表現が曖昧になりません。これがフルデジタルアンプのメリットなのでしょうか。ヘッドフォンでも少しだけ聴いてみましたが、スピーカーで聴いたときより若干空間が小さくなる感じはしますが、大きく印象は変わりません。細かい音まで鳴らしてくるので聴いた瞬間ちょっと混乱しますが、それだけ情報量が多いと思います。逆にできの悪いソースだと聴くのが厳しくなりました。使用ヘッドフォンはMDR-Z1000です。
  • 有機ELはきつい角度でもきちんと見えてコントラストもしっかりしている。
  • 発熱が少ない。が、天板のスリットは塞がない方が良い。
  • macminiとの接続は至って簡単。接続するだけ。ドライバいらず。
残念な点
  • ボリューム表面に固定用の芋ネジがある。(これにはがっかり)
  • ボリュームを回したコツコツ感が微妙。このあたりはPCオーディオだからという割り切りか。
  • フロントパネル固定のネジの露出。
  • 造りの悪そうなスピーカー端子。
  • モデル名やボリューム上の無粋なプリント。
  • 上記の要素が織りなす何ともいえない安物感。
  • 本体内部で黄緑に光っている意味不明な発光ダイオード。
 こう書くと、音質的には大きな問題はないという結論に達しそうです。総じてコストパフォーマンスは良いと思います。耐久性に問題がなければ。

追記
 今まで感じたことがなかったのですが、CA-S3では、ボリュームの位置は9時より上に回ることはほとんどありませんでした。今度のHDA-524はボリュームが最小0〜最大99のなかの50〜60といったところに落ち着いています。ちなみに、ボリューム上げていくと70あたりから有機ELバー表示の色が緑から赤へ変化していきます。「70以上はスピーカーやアンプを破損するから注意しろ!」という意味なんでしょうが、通常の使用が60というのはS805が鳴らないからなんでしょうかねぇ。ヘッドフォンだと20〜25くらいで爆音になるのが気になります。メーターで確認しているので、入力が小さいということはなさそうです。
追記2
 しばらく使ってみた感想ですが、しばしばやや大きめの音量で聴くことが多くなりました。原因としては、耳障りな音が減り、聴きやすくなったことと、S805の性格がはっきりと出る傾向が強まったせいで、低域を求めて無意識のうちに音量が上がっているのだと思います。人によってはやや神経質な音に聞こえるかもしれませんので、一概には言えませんが、ぼんやりと聞き流していてもボーカルにかかった微妙なエフェクトや音の前後感の表現はしっかりしていて、曲を作った人はこう聴いてほしかったのかなと考えたりもします。ちょっと褒めすぎかもしれませんが。一回り大きなスピーカーではどうなるのかも気になるところです。しばらくはこのままでいけそうです。

0 件のコメント: